【薬剤師×心不全】DAPA-HF試験

heart hand on shallow focus lens 薬剤師×心不全
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N Engl J Med 2019; 381: 1995-2008. PMID: 31535829

SGLT2阻害薬のHFrEFに対する試験の1つです。

これまでの試験と異なり、糖尿病の有無に限らずHFrEFに対してSGLT2阻害薬の効果がどうかを調べた試験になります。

PICO

  • P:18歳以上のHFrEF患者、NYHAⅡ~Ⅳ度、NT-proBNP≧600 pg/mL
  • I:ダパグリフロジン(フォシーガ)
  • C:プラセボ
  • O:心不全悪化、心血管死

アウトカム

  • ダパグリフロジン群はプラセボ群と比較してリスク減少(HR 0.74(95%CI 0.65~0.85))。
  • 入院:HR 0.70(95%CI 0.59~0.83)
  • NNT:21
  • NYHAⅡ度:HR 0.63、NIYHAⅢ~Ⅳ度:HR 0.90

リスク減少はDMの有無に寄らず、KCCQ(QOLの評価)も上昇した。

まとめ

NYHAⅡ度から開始した方が効果が高く、積極的に導入していくことを検討していく必要がありますね。

ただし術前休止など医師が認識していない重要な注意点もあるため、開始して終わりではなく、高齢者での副作用モニタリングも含めてしっかりと見ていく必要があります。

治療薬の進歩が著しい心不全分野において、薬剤師の活躍が求められます。

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