【薬剤師×循環器】テープ剤は切断していい?

薬剤師×業務

病棟で業務を行う中でよく聞かれる質問に、「テープ剤の切断」があります。

看護師さんからすると、医師から0.5枚貼付の指示があった場合、切断するのか、半面貼付で半分はテープで覆っておくのかなど、純粋な疑問を持つところだと思います。

【問題】ビソノ®テープやフランドル®テープは切断していい?

そこで今日は循環器でよく使用されるビソノ®テープとフランドル®テープについて見ていこうと思います。

各製剤の添付文書、インタビューフォーム、メーカーHPを確認してみます。

ビソノ®テープ

・添付文書:記載なし

・インタビューフォーム:

『本剤の単位面積当たりのビソプロロール濃度は一定であり、用量はテープ剤
の面積に比例する。4mg 製剤を 1/2 等に切った場合の血漿中薬物濃度測定試
験は実施していないが、臨床試験において、用量に比例した Cmax 及び AUC
増加が認められるとともに、用量に依存した降圧効果を示したことから、4mg
製剤を 1/2 等に切って投与した場合も、血漿中薬物濃度は用量に比例し、急
激に消失することなく漸減できると推察する。ただし、ハサミ等で製剤を切
った場合、切断面より粘着層の側面が露出し、取り扱いにくくなることから
本方法は推奨できない。他の方法で減量できない等、やむを得ない場合の手
段として考慮すること。』

・トーアエイヨーホームページ

お探しのページがみつかりませんでした | 医療関係者向け情報 トーアエイヨー

ビソノテープは単位面積当たりのビソプロロールの濃度が一定ですので、含量は貼付面積に比例します。健康成人を対象に、ビソノテープ4mg(面積:17.9cm2)又は8mg(面積:35.7cm2)を胸部に単回投与(24時間貼付)したときの薬物動態について検討した結果、Cmax及びAUCは投与量に応じた値を示しました。ハサミ等で切断しても有効成分が漏れ出すことはありませんが、切断面より粘着層の側面が露出し取り扱いにくくなることから、ビソノテープを切ることはおすすめしておりません。減量する場合等、やむを得ず切って貼付する場合は、切断面から露出した粘着層が衣服に付くとはがれる原因となりますので、貼った上から切断面を絆創膏等で覆ってください。なお、ビソノテープは光に対して不安定ですので、切断した際の残りのテープは、アルミ袋に挟んでビニール袋に入れ暗所で保存し、衛生面を考慮し1ヵ月以内にご使用ください。』


フランドル®テープ

・添付文書:記載なし

・インタビューフォーム:記載なし

・トーアエイヨーホームページ:記載なし


ビソノ®テープに関しては切断した場合の動態、効果についてもデータが得られているようですので切断可能と判断してもよさそうです。

実際に病棟でも0.5枚の指示の場合は切断して貼付してもらっています。

フランドル®テープについてはメーカーから公式に出ている情報では明確な記載はありません。

しかし、Googleで「フランドルテープ 切断」と調べてみると複数サイトで切断可能と判断されているようです。

メーカーに聞くとメーカーとしてはできますとは言えませんとのことですがまあそうですよね。。。

ビソノ®テープの切断については問題なさそうですが、はがれやすかったり正確に半分に切断できるかどうかなど問題はたくさんあります。

貼付量によって効果に変動があり、正確に貼付した場合の効果を見越して医師は処方しているため、薬剤師は正しく使用してもらえるように服薬指導していく必要がありますね。


【参考資料】

・ビソノ®テープ、フランドル®テープ 各薬剤添付文書及びインタビューフォーム

・トーアエイヨーホームページ:https://www.toaeiyo.co.jp/

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