【薬の疑問】プロスタンディン®とパルクス®

薬剤師×業務

【問題】

PGE1製剤のアルプロスタジル アルファデクス注(プロスタンディン®)の採用がありましたが、20μgの規格の製剤が採用中止となりました。

整形外科病棟等で使用されていた中での中止であり、代替としてアルプロスタジル注(パルクス®)が処方されるようになりました。

そんな中で医師はもともと使用していたプロスタンディン®と同量のパルクス®を処方しました。

さて、同量で良いのでしょうか??


【検討】

血行再建術後の血流維持動脈内投与が不適と判断される慢性動脈閉塞症に使われるPGE1製剤に関する疑問です。

パルクス®のインタビューフォームに以下の記載があります。

『パルクス注は微細な脂肪乳剤粒子中にPGE1を溶解したものであり、この脂肪粒子をPGE1の担体として利用したものである。すなわち脂肪粒子が特に障害された血管などに分布しやすい特性を持つことにより、病変部位に効率よくPGE1を集積させることができる。

また、生体内で不活性化されにくいため、少量投与で優れた有効性を発揮する、いわゆるDDS(Drug Delivery System:薬物送達システム)の考えにより開発された製剤である。

このため、既存のPGE1製剤の1/4~1/8の用量で同等以上の効果が認められるほか、投与時間の短縮(緩徐に静注も可能)、注入局所での刺激性の低減化など臨床的有用性は高い。』

また、脂溶性が高いため炎症部位への蓄積性はさらに高いとも考えられます。

この記載をそのまま適用すると、

プロスタンディン®60μg=パルクス®7.5~15μg

となるため、パルクス®10μg程度の使用が妥当なのでしょうか。

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